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江戸の絵本読解マニュアル~子どもから大人まで楽しんだ草双紙の読み方~

叢の会  編
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価格 \2,310(税込)         
発行年月 2023年04月
出版社/提供元
文学通信
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 302p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784867660072
商品コード 1035939224
NDC分類 913.57
基本件名 草双紙
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2023年06月1週
書評掲載誌 毎日新聞 2023/07/01
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035939224

著者紹介

叢の会(編者):1979年4月、故小池正胤東京学芸大学名誉教授を中心に、東京学芸大学大学院生を同人として「叢 近世文学演習ノート」を創刊。赤本・黒本・青本の翻刻、注釈、解説を中心に年一冊発行。後に「叢 草双紙の翻刻と研究」と改題した。2019年第40号をもって終刊。
その間に『江戸の絵本-初期草双紙集成-』(Ⅰ~Ⅳの全4巻・国書刊行会・1987~89年)、『黒本・青本の研究と用語索引』(国書刊行会・1992年)、『草双紙事典』(東京堂出版・2006年)、『江戸の子どもの絵本 三〇〇年前の読書世界にタイムトラベル!』(文学通信・2019年。『江戸の子どもの本 赤本と寺子屋の世界』笠間書院・2006年を改訂)などを刊行。
HP:https://www2.u-gakugei.ac.jp/~sounokai/
本書の執筆は、黒石陽子、石田智也、内ケ﨑有里子、奥田粋ノ介、加藤康子、佐藤智子、杉本紀子、瀬川結美、手塚翔斗、檜山裕子、細谷敦仁、森節男。

内容

桃太郎のライバル柿太郎! 漢方薬のラブストーリー!
今の「絵本」の形式をもった、子どもから大人まで楽しんだ草双紙(くさぞうし)が創り出されたのは、十八~十九世紀。京都・大坂の上方を追いかけ、文化を発展させてきた江戸で、絵と文の総合的な表現による大衆読み物が登場しました。
本書は、その草双紙がどのようなものか、どのような作品があるのか、草双紙から何が読み取れるのか、その世界を味わうための、読解マニュアルです。

全体は4部構成。「Ⅰ 江戸の絵本=草双紙―本の形と表現方法を知る」では本の形と、草双紙を読むうえで基本となる表現方法を説明。「Ⅱ 絵入り読み物の歴史を知る」では、絵と文の総合的な表現の歴史を解説。草双紙にいたるまで、また草双紙以後の歴史もわかります。「Ⅲ 草双紙作品の作り方・読み方」では、キャラクターや生活・文化などなど、様々な切り口で草双紙がどう作られてきたか、どう読めばいいのかをレクチャー。最後に「Ⅳ 草双紙と現在」。ここでは現在のマンガ・アニメとのつながりや、小学校で草双紙を扱った実践例などを紹介します。

本書一冊で、江戸の絵本の楽しみ方がわかります。

執筆は、黒石陽子、石田智也、内ケ﨑有里子、奥田粋ノ介、加藤康子、佐藤智子、杉本紀子、瀬川結美、手塚翔斗、檜山裕子、細谷敦仁、森節男。

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