統計科学のフロンティア<2> 統計学の基礎(2)
竹内 啓, 廣津 千尋, 公文 雅之 著
内容
目次
編集にあたって 第Ⅰ部 統計学的な考え方――デザイン・推測・意思決定―― 竹内啓 1 統計的データの源泉 1.1 統計的データの源泉 1.2 観測 1.3 調査 1.4 実験 2 統計的推測 2.1 推測の目的 2.2 無限母集団の意味 2.3 非負母数の区間推定 3 統計的予測の方法 3.1 統計的予測の論理 3.2 予測区間の構成法 4 逐次選択実験問題 4.1 応用の場の中での実験 第Ⅱ部 多重比較法と多重決定方式 広津千尋 1 仮説検定方式と多重決定方式 2 多重性問題と多重比較法 2.1 仮説要素集合が特定の構造を持つ場合 2.2 仮説要素集合に特定の構造を仮定しない一般的方法 2.3 閉手順検定方式 3 閉手順多重決定方式の応用 3.1 Tukey型多重比較法への応用 3.2 符号決め問題の拡張 3.3 先験的な順序に従った閉手順方式の適用 3.4 単調性推測 3.5 データ依存的に順序を決める方法 3.6 誤発見率コントロール 4 信頼区間方式 4.1 正規分布の平均uに関する信頼区間 4.2 多重決定方式に対応する信頼区間 4.3 同時信頼区間 5 交互作用の多重比較 5.1 因子の種類と交互作用 5.2 行(列)ごとの多重比較法定式化 5.3 経時測定データ解析への応用 あとがき 参考文献 第Ⅲ部 推定と検定への幾何学的アプローチ 公文雅之 1 統計モデルの幾何学 1.1 統計モデルの多様体 1.2 接空間とRiemann計量 1.3 統計モデルの部分モデル 1.4 統計モデルの補助族 2 曲指数分布族における統計的推論 2.1 指数型分布族 2.2 曲指数分布族 2.3 統計的推論の幾何学的側面 2.4 Edgeworth展開 3 推定の漸近理論 3.1 推定量の一致性と有効性 3.2 推定量の2次,3次有効性 4 検定,区間推定の漸近理論 4.1 検定に付随する補助族 4.2 検出力の漸近的評価――スカラー母数の場合 4.3 3検定の漸近的特徴 4.4 区間推定の漸近的性質 4.5 検出力の漸近的評価――ベクトル母数の場合 5 攪乱母数のある推定,検定 5.1 攪乱母数のある統計モデル 5.2 推定の漸近理論 5.3 相似検定の漸近理論 補論 統計学の拡がりと情報幾何――外野から見た統計科学―― 甘利俊一 索引