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新刊 書評掲載
丸善のおすすめ度

最近のウェブ、広告で読みにくくないですか?(星海社新書 312)

鈴木 聖也  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,430(税込)         
発行年月 2024年10月
出版社/提供元
星海社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 185p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/メディア・情報・コミュニケーション
ISBN 9784065373774
商品コード 1039362283
NDC分類 361.453
基本件名 マス・メディア
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年11月5週
書評掲載誌 毎日新聞 2024/11/23
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039362283

著者紹介

鈴木 聖也(著者):『MINKABU』編集長。1988年前橋市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、共同通信社で記者、プレジデント社で編集者・デスクなどを経て2022年から『MINKABU』編集長。2019年、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞デジタル賞受賞。

内容

新進気鋭のウェブメディア編集長が語る、ウェブの現在地と未来予測

一見華やかで先進的なウェブメディアの世界だが、その実態は広告費や閲覧数を稼ぐための泥臭い努力にあふれている。読者のみなさんも、記事本体を埋め尽くす勢いの過剰広告や閲覧数稼ぎのページ分けを見たことがあるはずだ。しかし、こういったメディアの細工は読者にストレスを与え、読みにくくするばかりである。本書では、広告費と閲覧数に頼らないメディアを目指し、2年で異例の黒字化を遂げた『みんかぶマガジン』編集長が、現在のウェブメディアが抱える問題点とその打開策、さらには経済的独立とジャーナリズムを両立させるためのウェブメディアの未来戦略を現場の視点から分析していく。

*本書目次
はじめに

第1章 ウェブメディアの現在地
最近、ネットで「変な広告」増えていませんか?
2021年がピークだった無料ニュースウェブメディア
画像箱のマジックに沸いた「素晴らしき」日々
画像箱やページネーションの是非
無料メディアの限界、有料メディアの伸び悩み
本当の問題は「無料か有料か」ではない

第2章 レガシーメディアのウェブ戦略の間違い
「紙優位」の意識が抜けない出版社系ウェブ編集部
社内の行き場を失った社員の「収容所」と化したウェブメディアも
売れなくても紙至上主義を変えられない出版社
ウェブに理想を求めた意識高い系記者・編集者の末路
コタツ記事は悪なのか?

第3章 私が『みんかぶマガジン』でやったこと
打率0割から初安打まで
タワマン文学作家との出会いで見えたもう1つの可能性
全て違う!  新聞記事の書き方、無料記事の書き方、有料記事の書き方
連載と特集ーー有料会員を増やし、やめる人を減らすテクニック

第4章 ウェブメディア編集者って何者だ?
通信社、雑誌社、ウェブメディア 媒体の違いで読者も変わる
有料ウェブメディアの本質は雑誌編集にあった
新聞記者は潰しがきかないのか?
ウェブメディア人は紙媒体を経験するべきなのか
紙を経験しないウェブメディア人はダメなのか

第5章 ウェブメディアの未来
転換期を迎えるウェブメディアの世界
サブスクと相性のいいプラットフォームは何か?
『スマートニュース+』の可能性
ジャーナリズムはどう守る

おわりに