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貧困・介護・育児の政治~ベーシックアセットの福祉国家へ~(朝日選書 1019)

宮本太郎  著

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価格 \1,870(税込)         
発行年月 2021年04月
出版社/提供元
朝日新聞出版
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 332p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/社会保障・社会福祉・社会政策 /社会保障・社会福祉・社会政策
ISBN 9784022631060
商品コード 1032861668
NDC分類 364.021
基本件名 福祉国家
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年05月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032861668

内容

●広がる生活不安をコロナ禍が追い打ち、やはり福祉政策こそ根本だ。今こそ、ベーシックアセットの保障へ。政府や自治体の政策論議に深く関わりつつ、同時に批判的な視点も貫いてきた福祉政治論の第一人者が、貧困、介護、育児をめぐる生々しい政治に分け入り、そこでの対立点を明らかにしつつ、停滞から脱却する道筋を考える。●本書の内容から*複雑な福祉政治を読み解く――「例外状況の社会民主主義」が「磁力としての新自由主義」に阻まれ、「日常的現実としての保守主義」へ *「新しい生活困難層」とは誰のことか 日本にいかなる分断関係が生じているか*介護保険制度や子ども・子育て支援新制度は、市場化に向かうのか*北欧ももはやそのままモデルにはならない 何が起きている?*ベーシックインカムでもベーシックサービスでもなくベーシックアセットを●福祉政策ほど、私たちの生活を根本から左右する政策はない。にもかかわらず、貧困、介護、育児の制度はたいへん複雑で、全体像は迷宮のよう。まして政治で何が争われているか分かりにくい。政府や自治体の政策論議に深く関わりつつ、同時に批判的な視点も貫いてきた福祉政治論の第一人者が、貧困、介護、育児をめぐる生々しい政治に分け入り、そこでの対立点を明らかにしつつ、停滞から脱却する道筋を考える。「新しい生活困難層」が急増するなか、求められるのは「自立支援」かベーシックインカムか? 老いを支えうる介護保険制度のための選択肢は? 待機児童解消だけが保育改革の目標でよいのか? ベーシックアセットによる福祉国家再生という大きな頂を望みつつ、現実の複雑な地形からそこにたどり着くルートを探索した、類書のない福祉政治論の達成。