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カルピスをつくった男 三島海雲(小学館文庫 や31-1)

山川 徹  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \858(税込)         
発行年月 2022年01月
出版社/提供元
小学館
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 381p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/概論・参考図書
ISBN 9784094071092
商品コード 1034103351
NDC分類 289.1
個人件名 三島/海雲
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年02月2週
書評掲載誌 朝日新聞 2022/02/20
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034103351

内容

「初恋の味」はどこからきたのか?

カルピスは、「初恋の味」として知られる国民飲料だ。ルーツは、モンゴル高原で遊牧民に食されていた乳製品。約100年前に三島海雲によって発見された。

三島は僧侶にして日本語教師、さらには清朝滅亡で混乱下の大陸を駆け抜けた行商人だ。日本初の乳酸菌飲料を生み出し、健康ブームを起こした。

没後、半世紀近く経ち、三島の名は忘れ去られた。会社も変わった。だが、カルピスは今も飲まれ続ける。三島からすれば本望かもしれない。「国利民福」を唱え、会社の利益よりも国民の健康と幸せをひたすら願った。

カルピスの聖地・モンゴル高原まで訪ね、規格外の経営者の生涯に迫った傑作人物評伝。

<近代文明の危機は、一九七三年よりも恐らく遥かに深まっているのだろう。救いの大きな鍵はきっとモンゴル的なるものにある。三島海雲の伝記と思想は今こそ学ばれねばなるまい>――解説・片山杜秀氏

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