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Come On!目を覚まそう!~ローマクラブ『成長の限界』から半世紀~

エルンスト・フォン・ワイツゼッカー, アンダース・ワイクマン  著

中村 秀規, 森杉 雅史, 柴原 尚希, 吉村 皓一  翻訳
林 良嗣, 野中 ともよ  監修
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \3,520(税込)         
発行年月 2019年12月
出版社/提供元
明石書店
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 323p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/理工学/環境科学・工学/環境科学・工学
ISBN 9784750349329
商品コード 1031359069
NDC分類 519.04
基本件名 環境問題
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年02月2週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031359069

著者紹介

エルンスト・フォン・ワイツゼッカー(著者):ローマクラブ共同名誉会長。ドイツのエッセン大学生物学教授、カッセル大学創設学長、ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所の初代所長、国連環境計画(UNEP)国際資源パネル共同議長などを歴任。ドイツ連邦議会議員・環境委員会初代委員長に就任し、今日ドイツが環境王国と言われる基本理念を作り上げた。省資源・エネルギーの方法と可能性を説いた『ファクター4――豊かさを2倍に、資源消費を半分に』(1995年)などの著者として世界的に著名であり、WWF(世界自然保護基金)インターナショナル環境保護賞としてエディンバラ公爵金賞、ドイツ連邦共和国大十字勲章などを授与されている。
アンダース・ワイクマン(著者):ローマクラブ共同名誉会長、Linköping大学名誉博士。欧州議会議員、国連事務総長補、国連開発計画政策局長、スウェーデン赤十字事務総長などを歴任。現在、ワールドフューチャーカウンシル会員、国連環境計画(UNEP)国際資源パネル委員、スウェーデン・ロイヤルアカデミー会員、スウェーデン・リサイクル産業協会会長、スウェーデン国際開発協力庁(SIDA)理事、スウェーデン超党派環境委員会委員長などの要職を務める。目下、2050年の低炭素社会戦略策定に打ち込み、文筆家・欧州のオピニオンリーダーとして活躍している。
中村 秀規(翻訳):富山県立大学工学部准教授。1997年東京大学大学院理学系研究科修士課程地球惑星物理学専攻修了後、JICAに入り国際開発業務に従事。経営コンサルティング業務を経て2005年米国コロンビア大学大学院国際公共研究科修士課程政治経済開発専攻修了。同年国際連合児童基金ウガンダ事務所インターン。地球環境戦略研究機関、名古屋大学大学院環境学研究科などを経て、現職。2012年東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程社会工学専攻修了、博士(学術)。専門は環境政策、環境ガバナンス、臨床環境学、社会工学。
森杉 雅史(翻訳):名城大学都市情報学部教授。名古屋大学大学院経済学研究科理論経済学専攻(修士)・工学研究科地圏環境工学専攻(博士)、環境学研究科都市環境学専攻助手を経て現職。環境省(地球環境推進費S-4・S-8)や文部科学省(SI-CAT)からの委託研究を通し、温暖化による各種被害(砂浜、スキー場、水害、熱中症・熱ストレス、白神山地や白川郷など世界遺産を有する観光業)や適応策効果への経済学的評価手法の開発に携わる。科学研究費、OECDとの共同研究において、インド・東南アジアの水質汚染問題を対象とした統計的生命価値と経済発展段階の関連性についての研究に従事。2017年地球環境論文賞(土木学会)受賞。
柴原 尚希(翻訳):中部大学工学部准教授。名古屋大学大学院環境学研究科において、社会資本のライフサイクルアセスメント(LCA)をテーマに博士(環境学)を取得後、助教として土木計画学や都市環境学に関する教育・研究に携わる。その後、(一社)産業環境管理協会において、企業のLCA算定支援やプロジェクトマネジメント、国・自治体の環境・エネルギー関連事業の検証・評価などを通じて、ライフサイクル思考の社会への普及に努める。2018年より現職。2019年、日本LCA学会奨励賞受賞。
吉村 皓一(翻訳):(一社)日本UNEP協会理事。(一社)環境未来研究会理事長。(一社)日本ペンクラブ会員・環境委員。1967~1992年、シーメンス日本法人に勤務。1992~2003年、日欧技術インターフェイス(株)社長。2003~2013年、(株)エルメック勤務。2014年~ドイツ語翻訳家(環境分野)。エルンスト・フォン・ワイツゼッカーら著『ファクター5』(明石書店、2014)日本語版の訳者代表をつとめた。
林 良嗣(監修):中部大学持続発展・スマートシティ国際研究センター長、名古屋大学名誉教授・元環境学研究科長。ローマクラブ日本支部長、清華大学傑出客員教授。リーズ大学、ドルトムント大学、同済大学の客員教授、世界交通学会会長などを歴任。1990年代に通勤者の1割が8時間超えの大渋滞に襲われたバンコクにTOD(公共交通指向型都市開発)を提唱し、鉄道指向都市への転換に貢献。一方、人口減少に向けて都市のストック化とスマートシュリンクを両輪とする次世代への「継承可能都市」の概念を提唱。著書に『都市のクオリティ・ストック』(鹿島出版会、2009)、『持続性学』(明石書店、2010)、『レジリエンスと地域創生』(明石書店、2015)、Intercity Transport and Climate Changes(Springer, 2014)など、持続発展に関する和洋著書、論文多数。
野中 ともよ(監修):NPO法人ガイア・イニシアティブ代表、ローマクラブ執行委員。NHK、テレビ東京でキャスターを務めた後、財政制度審議会、中央教育審議会など政府審議会委員を歴任。またアサヒビール、ニッポン放送など多くの企業役員を歴任。2005年三洋電機代表取締役会長に就任し、“いのち”を軸にした環境負荷の低い商品づくりをVISIONに掲げ卓越した経営手腕を示す。2007年NPO法人ガイア・イニシアティブを設立。人間も地球という生命体ガイア(GAIA)の一員として振る舞うべきことを説き、地球環境・エネルギー問題と地域活性化に取り組む。2018年度アカデミア賞社会部門受賞。著書に『私たち「地球人」』(集英社、1992)、『心をつなぐ生き方』(サンマーク出版、2004)など多数。

内容

地球と人類の未来に向けて提言を続けるローマクラブが、ベストセラーとなった最初の報告書『成長の限界』以降50年近くを経て贈る本格的なレポート。人新生・SDGsの時代に、地球環境と人類社会の持続のため何ができるかを様々な視点から探究する。

目次