大震災に学ぶ社会科学<第1巻> 政治過程と政策
内容
目次
はじめに 第1部 震災下の国家基本三権能 第1章 執政:福島第一原発事故と官邸の対応 伊藤光利 第2章 行政:東日本大震災に対する中央府省の対応 曽我謙悟 第3章 立法:ねじれ国会下の立法過程 濱本真輔 第4章 司法と行政の相克:弁護団調査からみる福島第一原発事故損害の賠償過程 大倉沙江・久保慶明 第2部 原子力の政治 第5章 福島原発事故の定量分析:国際比較の視点から フィリップ・リプシー/阿部弘臣訳 第6章 原子力安全規制の政治過程:行政体制再構築における政策学習 秋吉貴雄 第7章 事故調査の政治空間:福島原発事故をめぐる2つの事故調 田川寛之 第3部 社会アクターの政治 第8章 震災以前における東京電力の政治権力・経済権力 上川龍之進 第9章 震災発生後の東京電力と政治 田川寛之 第10章 地方自治体と民間事業者・業界団体による災害協定 高木 厚・河村和徳 第11章 脱原発と民意のゆくえ:原子力発電をめぐる争点関心のプロセス 山本英弘 第4部 震災と選挙 第12章 2012年総選挙へ向けた政局と政策論争:政党政治家は震災と原発事故をどう捉えたのか 久保慶明 第13章 2012年総選挙の得票分析:震災後の国政選挙にあらわれた民意 森 裕城 第14章 原子力災害と福島の地方選挙 河村和徳・伊藤裕顕 終章 何が公的決定され、何が公的決定されなかったか 辻中 豊・田川寛之