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書評掲載

おーづせんせい

児島秀樹  著

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価格 \2,200(税込)         
発行年月 2023年04月
出版社/提供元
徳間書店
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 315p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784198656195
商品コード 1036113008
NDC分類 913.6
基本件名 小津安二郎-小説
個人件名 小津/安二郎
書評掲載誌 産経新聞 2023/07/16
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036113008

著者紹介

児島秀樹(著者):脚本家、放送作家。京都在住。「洞窟おじさん」(2015年・NHK BSプレミアム:平成27年度文化庁芸術祭優秀賞、ATP賞奨励賞、衛星放送協会オリジナル番組アワードドラマ部門最優秀賞)、「天才画家の肖像 青木繁~親友・坂本繁二郎が見た栄光と悲劇」(04年・NHKハイビジョン特集)、「阪神淡路大震災10年・悲しみを勇気にかえて」(05年・MBS毎日放送:日本民間放送連盟賞優秀賞)、「ゴッホ最後の70日~ひまわりの画家はあの日、殺されたのか?」(09年・BSジャパン)、「フィレンツェ・ラビリンス~15世紀の私を探して」(11年・BSジャパン)、「刑事訴訟」(22年・名古屋大学)などのドラマ脚本を書く。そのほか「日立 世界ふしぎ発見!」(TBS系)、「斎王~幻の宮の皇女」(16年・三重テレビ)等の構成、舞台脚本として「天翔ける獅子~義経と弁慶~」(02年・新宿コマ劇場)、「TO BE OR NOT TO BE ~生きてるの?死んでるの?~」(19年・築地本願寺ブディストホール)、映画脚本として「スクール・オブ・ナーシング」(16年・スタジオレヴォ:児童福祉文化財選定)などがある。

内容

米国映画芸術科学アカデミー
マーガレット・へリック・ライブラリー
マット・セバーソン館長絶賛!

「1922年、小津は松阪の
宮前小学校の5年男組の代用教員として
雇われることになる。児島氏の本では、
これまで謎に包まれていた
この巨匠の人生の一面を
発見することができる。
小津の人生のターニングポイントとなる瞬間を
私たちみんなに分かち合ってくれた
児島氏に感謝を捧げたい」

漫画家・ちばてつや氏、
カバー絵描きおろし。

時は大正11年(1922)。
若き小津安二郎は、三重県飯南郡宮前村
(現在の松阪市飯高町)にあった
宮前尋常小学校の5年男組の担任として
代用教員の職を得た。
松竹キネマに入社する1年前のことだ。

豊かな自然環境のもと
校長以下、個性的な教師たちとの間を
飄々と生きながら
様々な事情を抱えた子どもたちと
向き合った日々。
1年の教師生活の中で、青年・小津は成長し
恋をし、人生を知り、
映画(カツドー)への思いを強めていく。

きらきらとした青春時代
小津が映画人としての一歩を
踏み出すことになった宮前村での出来事。
教え子たちが文集にのこした
小津との思い出をもとに描く。

本年(令和5年:2023年12月12日)で
小津安二郎監督は生誕120年
没後60年を迎える。
これまで誰も書くことができなかった
日本が世界に誇る映画人の原点は
三重県松阪市で過ごした
夏目漱石の名作『坊っちゃん』のごとき
1年間にあった――。


プロローグ
第一章 出立
第二章 教師たち
第三章 子どもたち
第四章 初恋
第五章 珍布峠の決闘
第六章 特別授業
第七章 ヒョウタンの失恋
第八章 夏休み
第九章 秋雨
第十章 花岡座
第十一章 芝居つくり
第十二章 開演
第十三章 別れ
エピローグ
あとがき
推薦の言葉
(米国映画芸術科学アカデミー
マーガレット・へリック・ライブラリー
マット・セバーソン館長)