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レトルト食品の基礎と応用 改訂第2版

清水潮, 横山理雄, 武田 淳, 山口敏季, 五味雄一郎, 山崎良行, 浅見太一, 田辺利裕  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \5,720(税込)         
発行年月 2022年07月
出版社/提供元
幸書房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 16p,325p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/理工学/機械工学/製造工学
ISBN 9784782104668
商品コード 1034718432
NDC分類 588.97
基本件名 レトルト食品
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2022年08月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034718432

著者紹介

清水潮(著者):1930 年 東京都江戸川区に生まれる.
1959 年 京都大学大学院農学研究科博士課程卒業.
1959~73 年 千葉大学腐敗研究所,助手~助教授,食品微生物の研究.
1973~90 年 東京大学海洋研究所,助教授~教授,海洋微生物の研究.
1990~93 年 広島大学生物生産学部教授.水産環境学.
2022 年3 月 没
著 書 『食品微生物学』(共編・著,医歯薬出版)
『フグ毒のなぞを追って』(裳華房)
横山理雄(著者):1932 年 名古屋市瑞穂区に生まれる.
1957 年 京都大学農学部水産学科卒業(専攻:水産化学)
1977 年 農学博士(京都大学)
1960~1993 年 呉羽化学工業㈱にて食品包装の研究に従事し,同社・食品
研究所長を務める.
1993 年 同社退社,同年 石川県農業短期大学食品科学科教授.
1998 年 定年退官,石川県農業短期大学(現石川県立大学)名誉教授.
1998~2006 年 神奈川大学理学部生物科学科非常勤講師.
2010 年5 月 没
主な著書 『食品の殺菌』(共著,幸書房),『HACCP 必須技術』(編著,幸
書房),『食品の無菌化包装システム』(編著,サイエンスフォー
ラム),他多数

武田 淳(著者):公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会 研究所 所長
山口敏季(著者):公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会 研究所 食品微生物学研究室長
五味雄一郎(著者):公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会 研究所 食品工学研究室長
山崎良行(著者):公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会 研究所 食品化学研究室長
浅見太一(著者):公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会 技術部
田辺利裕(著者):東洋製罐株式会社 テクニカルセンター 基盤技術開発部 CSSグループ 主査

内容

<本書発刊の経緯-幸書房より>
本書は、レトルト食品製造に関する、現在国内で流通する唯一の専門書です。
初版発行が1995年で、直近の改訂が2005年でした。その後、原著者の横山理雄先生、清水潮先生がお亡くなりになり、出版元の幸書房より、本書を引き継いでいただけないかと、日本缶詰びん詰レトルト食品協会様へご相談し、専門の皆様にお目通しいただき改訂していただいたものです。
改訂にあたっては、同協会・研究所の武田淳様、山口敏季様、五味雄一郎様、山崎良行様、同 技術部 浅見太一様、東洋製罐株式会社
テクニカルセンター基盤技術開発部CSSグル-プの田辺利裕様にそれぞれご専門のところをご担当いただきました。

<改訂第2版 発刊にあたって>
清水潮先生は食品微生物,横山理雄先生は食品包装をご専門として,食品
業界全体の発展に尽くされるとともに,多くの著書を世に送り出していただ
いた.その中に1995 年に出版された「レトルト食品の基礎と応用」がある.
レトルト食品は消費者が簡便に利用できて保管も容易であるため,カレー,
シチュー,調理ソース類などを中心として,様々なものが市場で受け入れら
れているが,消費者に安心して利用してもらうためには技術的な知識が不可
欠であり,本書「レトルト食品の基礎と応用」はその時に合わせた数度の改
版を重ねながらレトルト食品技術者の専門書として重用されている.
レトルト食品の製造には食品に関してだけではなく,微生物,食品加工技
術,容器,設備など様々な知識を必要にしているが,本書では基礎的な部分
を含めながら,専門的な部分もわかりやすく解説されている.これより前の
改訂は両先生によって2005 年に行われたが,その後も国内では東日本大震
災などの痛ましい自然災害を幾度となく経験し,少子高齢化,新型コロナ
ウィルス蔓延による消費者の生活様式の変化,電子レンジ対応容器の普及が
急拡大するなど,レトルト食品を取巻く環境も大きく変化している.このよ
うな状況変化に対応するために,新たな情報を加えつつ新訂として出版する
ことになった.
残念ながら,横山理雄先生は2010 年5 月,清水潮先生は2022 年3 月にお
亡くなりになった.レトルト食品業界発展のための多大なる功績を称えると
ともに,心からご冥福をお祈りする.両先生が長年に亘って執筆された,こ
の「レトルト食品の基礎と応用 改訂第2 版」の編集に携わらせていただい
たことは,幸甚の至りである.
公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会
研究所長 武田 淳

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