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動物工場~工場式畜産CAFOの危険性~

ダニエル・インホフ  編
井上太一  翻訳
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価格 \4,180(税込)         
発行年月 2016年03月
出版社/提供元
緑風出版
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 551p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/農学/畜産
ISBN 9784846116026
商品コード 1020081555
NDC分類 642.53
基本件名 畜産業-アメリカ合衆国
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2016年04月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1020081555

著者紹介

ダニエル・インホフ(編者):執筆家。“Food Fight : The Citizen’s Guide to a Food and Farm Bill”、“Farming with the Wild : Enhancing Biodiversity on Farms and Ranches”、“Paper or Plastic : Searching for Solution to an Overpackaged World” ほか著書、寄稿記事多数。非営利研究施設兼出版社のウォーターシェッド・メディア、および自然に配慮した農業を推奨する全国組織ワイルドファーム同盟の共同創設者。
井上太一(翻訳):1984年生まれ。上智大学英語学科卒業。会社員を経たのち、翻訳業に専念する。関心領域は動植物倫理、環境問題。
訳書にアントニー・J・ノチェッラ二世ほか編『動物と戦争――真の非暴力へ、《軍事- 動物産業》複合体に立ち向かう』(新評論)がある。

内容

 あなたは、ハンバーガーなどの肉や生乳がどのようにつくられているか、知っているだろうか?
 その主流であるアメリカの工場式畜産は、家畜を狭い畜舎に押し込み、身動きがとれない糞尿まみれのなかで、成長ホルモンや抗生物質を多用した飼料で肥えさせる。そして不健康に肥満した家畜から生乳を搾り、流れ作業で屠殺し、食肉加工される。動物虐待に加え、労働現場は危険きわまりない。その上、糞尿等はため池に放置されるため、近隣住民は悪臭だけでなく健康も脅かされる。
こうした工場式畜産によって得られる食肉は、確かに安いが、例えば抗生物質まみれの肉が人間の細菌耐性を弱め、糞尿由来のO-157などに感染するリスクを増大させるなど、危険な食品である。
 本書は、むごいかたちで大規模に監禁され、屠殺されている工場式畜産の実態と問題点を明らかにする。

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