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旅のない(講談社文庫 う71-2)

上田 岳弘  著

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価格 \704(税込)         
発行年月 2024年04月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 201p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784065344262
商品コード 1038260059
NDC分類 913.6
書評掲載誌 朝日新聞 2024/05/18
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038260059

著者紹介

上田 岳弘(著者):1979年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。2013年「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞し、デビュー。2015年「私の恋人」で第28回三島由紀夫賞を受賞。2016年「GRANTA」誌のBest of Young Japanese Novelistsに選出。2018年『塔と重力』で第68回芸術選奨新人賞、2019年「ニムロッド」で第160回芥川龍之介賞、2022年「旅のない」で第46回川端康成文学賞を受賞。著書に『太陽・惑星』『私の恋人』『異郷の友人』『塔と重力』『ニムロッド』『キュー』『引力の欠落』がある。

内容

コロナ禍中の日々を映す4つのストーリー。
芥川賞作家・上田岳弘、初めての短篇集。川端康成文学賞受賞作「旅のない」収録!

【収録作品】
「悪口」
恋人と過ごすホテルでのゴールデンウィーク。「じゃあ、悪口の練習しよっか?」。僕は初めて彼女と会った時のことを思い出す。

「つくつく法師」
朝の散歩は4歳の息子との日課だ。午後、僕は古いPCで、昔書いた小説を読み返す。

「ボーイズ」
10歳と6歳のボーイズは、亀甲柄と市松模様のマスクでやって来た。弟の息子たちを預かることになった夫婦の夏。

「旅のない」
「作家さんなんですよね?」。出張先での車中、会話が途切れると取引先の村上さんが聞いてきた……。