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心はどこへ消えた?

東畑 開人  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,650(税込)         
発行年月 2021年09月
出版社/提供元
文藝春秋
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 251p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/心理学/臨床心理・精神療法
ISBN 9784163914305
商品コード 1033579763
NDC分類 146.8
基本件名 カウンセリング
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年10月3週
書評掲載誌 日本経済新聞 2021/10/23、毎日新聞 2021/12/25
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033579763

内容

この20年、心は消滅の危機にさらされている。物が豊かな時代は終わり、リスクだけが豊かな時代がやってきたからだ。人々は目の前のことでせいいっぱい。心はすぐにかき消されてしまう。社会にも、身近な人間関係にも、そして自分自身の中にさえも、心というプライベートで、ミクロなものを置いておく余裕がない。それでも心は見つけ出されなければならない。自分を大切にするために、そして、大切な誰かを本当の意味で大切にするために。ならば、心はどこにあるのか? その答えを求めて、臨床心理士は人々の語りに耳を傾けた――。現れたのは、命がけの社交、過酷な働き方、綺麗すぎる部屋、自撮り写真、段ボール国家、巧妙な仮病など、カラフルな小さい物語たちだった。

『居るのはつらいよ』で第19回大佛次郎論壇賞受賞、紀伊国屋じんぶん大賞をW受賞した気鋭の著者が「心とは何か」という直球の問いに迫る、渾身のエッセイ。