著者紹介
呉 勝浩(著者):1981年青森県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。現在、大阪府大阪市在住。2015年、『道徳の時間』で、第61回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。18年『白い衝動』で第20回大藪春彦賞受賞、同年『ライオン・ブルー』で第31回山本周五郎賞候補、’19年『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』で第72回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補、20年『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞受賞、同作は第73回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)も受賞し、第162回直木賞候補ともなった。21年『おれたちの歌をうたえ』で第165回直木賞候補。’23年『爆弾』で『このミステリーがすごい! 2023年版』国内編、『ミステリが読みたい! 2023年版』国内篇で第1位に輝く。他の著書に『ロスト』『蜃気楼の犬』『マトリョーシカ・ブラッド』『素敵な圧迫』『Q』などがある。
内容
法廷に囚われた100人を、ひとり残らず救い出せ!
未曾有の連続爆破事件から一年。
スズキタゴサクの裁判の最中、遺族席から拳銃を持った青年が立ち上がり法廷を制圧した。
「みなさんには、これからしばらくぼくのゲームに付き合ってもらいます」
生配信で全国民が見守るなか、警察は法廷に囚われた100人を救い出せるのか。
籠城犯vs.警察vs.スズキタゴサクが、三つ巴の騙し合い!
★★★絶賛の声、続々!!★★★
「どんでん返しの帝王」の異名を取るアメリカの作家ジェフリー・ディーヴァーも顔負けと言えよう
――千街晶之(書評家)
エンターテインメント小説として、本当に面白い。なのに注意しろ!と鐘の音が鳴り続ける
――藤田香織(書評家)
今年のミステリー賞を総なめにすること間違いなし
――ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理
緻密に組み上げられた緊迫の襲撃・籠城サスペンスにして、無敵の爆弾魔・スズキタゴサクの新たな物語
――ときわ書房本店 宇田川拓也
あの衝撃の一作目を上回る面白さ!
――紀伊國屋書店鶴見大学ブックセンター 伊勢川詩織