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鉄道車両の情報通信技術入門~車両制御情報システムと国際規格~

電気学会・鉄道車両のICTに関する調査専門委員会  編
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価格 \3,300(税込)         
発行年月 2022年09月
出版社/提供元
オーム社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 14p,184p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/理工学/機械工学/車両・自動車工学
ISBN 9784274229138
商品コード 1034974871
NDC分類 536
基本件名 鉄道車両
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2022年11月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034974871

内容

鉄道車両に使われる情報通信技術を解説!
現在、電車列車においてもICTの重要性は増してきており積極的な活用が図られています。

鉄道車両では車載マイコン制御機器の導入とともに列車の情報システム化が進みました。列車内のあらゆる機器がネットワーク接続され、さまざまな情報が行き交うようになり、列車の高機能化・高信頼化・乗客サービスの拡充を支えています。このシステム構築にあたってはイーサネットベースの列車制御情報システム(Train Communication Network、 TCN)が中枢として位置づけられています。

本書は、このような状況を踏まえ、列車制御情報システムの基本的な技術と応用例、規格、構成技術について解説するものです。本書の構成は以下のようになっています。

第1章では、本解説書の前提として、電車列車の基本的な動作原理を簡潔にまとめました。
第2章では、鉄道車両制御の基本となる「引き通し電線方式」について、原理と課題をまとめました。
第3章では、鉄道車両の高性能、高機能化に対応した新しい制御方式の中核となる「直列データ伝送方式」について、その基本原理から最新方式に至る進展をまとめました。
第4章では、列車伝送系を活用した情報通信技術の具体的応用事例についてまとめました。
4.1節では、鉄道車両の中枢機能である列車全体の制御および機器監視を行う車両制御情報システムTCMS(Train Control and Monitoring System)について、
4.2節では、鉄道車両の情報通信技術の進展によって導入可能となった列車内の映像、音声データを扱う各サービスとそれらに適用されている技術について、
4.3節では、新しい鉄道の保守体系として、従来の定期型保守体系から、リアルタイムの状態監視による保守を行うCBM(Condition Based Maintenance)について、
4.4節では、情報通信技術を活用した新しい自動運転装置ATO(Automatic Train Operation)について述べる。
第5章、第6章では、通信の相互接続のための標準体系となるTCNの国際規格化について、制定方法、制定経緯、規格内容の概要を述べます。
第7章、第8章では、TCNの代表的な適用例であるTCMSを例にとり、鉄道車両用の情報通信システムを設計するにあたり必要となる技術的要素をまとめました。
第9章では、情報通信技術の進展に伴って新たな展開を見せる車上システムと地上側システムとの連携について述べます。
第10章では、今後増大すると考えられる鉄道車両用情報通信機器の国際調達に関して、課題と注意点についてまとめました。

本書は、列車制御の情報システムの基本から適用方法までをできるだけわかりやすく記述します。

目次