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言語の構造~人間の言葉と動物のコトバ~

川原 功司  著

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価格 \6,930(税込)         
発行年月 2020年02月
出版社/提供元
名古屋外国語大学出版会
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 5p,308p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/言語学/概論・参考図書
ISBN 9784908523236
商品コード 1031456956
NDC分類 801
基本件名 言語学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2020年04月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031456956

著者紹介

川原 功司(著者):名古屋外国語大学准教授(2020年1月現在)
専門領域:統辞論、意味論、語用論、言語の生物学的基盤
著書に『英語の諸相 ―音声・歴史・現状―』(2019年)がある。

内容

「言語とは何か」という究極の問いに挑む、気鋭の研究書が登場。

人間にとって言葉はあたりまえだが、では動物は言語を話せるのだろうか……。興味ぶかくユニークなこの問題を手掛かりに、言語学や認知生物学などの最新の成果を駆使し、言語とは何かについて考察。また、言語の構造に関する形式的アプローチの教科書でもあり、とくに統辞論のテキストとしても使用できる。言語/言葉について考えるための画期的な本。

言語学の分野では、これまで学際的な視野での研究者の数は、意外に少なかった。しかし言語学以外を専門とする研究者には、「言語とは何か」「言語学の成果で応用できるものは何か」を知りたいという人が、かなり多いと思われる。そんな異なった分野の研究者たちにも届く形で、本書は構想されている。

言語はヒトという種に固有の能力。それゆえ、仮説演繹法を基礎とする「経験科学」の手法が適用できると考えたのは、生成文法をはじめとする理論言語学だった。その基礎を概説しながら、以下の二つの視点を導入した。
◎言語学の研究者に……動物との比較という学際的視点を持てば、どのように言語が「見える」のか。
◎言語学以外の研究者に……言語学がどのような興味・関心にもとづいて研究されてきたのか。

前半は、言語の学際的アプローチについて、現時点で筆者が知る最新の研究成果を紹介する。後半は、言語の構造に関する形式的アプローチの教科書という形をとる。この分野での研究の道具になじんでもらうこと、とくに統辞論のテキストとしても使用できることを目ざした。

目次