記憶/物語(思考のフロンティア)
岡 真理 著
内容
目次
は じ め に──記憶を分有するために Ⅰ 記憶の表象と物語の限界 第 1 章 記憶の主体 1 到来する記憶 2 余剰と暴力 第 2 章 出来事の表象 1 小説という語り 2 表象しうる現実の外部 第 3 章 物語の陥穽 1 虚構のリアリズム 2 出来事の現実 3 物語への欲望 4 物語の欺瞞/欺瞞の物語 5 否認される他者 第 4 章 記憶のポリティクス 1 傷痍兵という出来事 2 記憶を語るということ 3 否認の共犯者 Ⅱ 表象の不可能性を超えて 第 1 章 転移する記憶 1 外部の他者へ至る道筋 2 ヘル・ウィズ・ベイブ・ルース 第 2 章 領有することの不可能性 1 封印される余剰 2 偽りのプロット 3 単独性・痕跡・他者 第 3 章 出来事を生きる 1 出来事の帰属 2 難民的生の生成 Ⅲ 基本文献案内 あ と が き