内容
インターネットストリーミングとは、ラジオやテレビのように、音声や映像(ビデオ)をインターネットの上で配信する「インターネット放送」のための技術です。この新しい技術を使って、すでに多くのインターネット放送が始まっています。ニュース、ビジネス、テクニカル、スポーツ、ローカル、コマーシャル/インフォマーシャル、音楽、映画、イベント、教育など、いろいろなコンテンツが流れています。 本書ではまず、ストリーミングの一般的な解説に続いて、現在日本で使われている主要な11のストリーミングシステムの最新技術を紹介します。それぞれのストリーミングシステムについて、どのような仕掛けで、どのようなことが実現できるのか、またそれぞれのシステムの特徴や違いを具体的に知ることができるでしょう。 次に、メディア、企業、行政、大学などにおける10の利用事例を紹介します。誰が何のためにどんなコンテンツに使っているのか、どんな効果があるのか、ビジネスは成立するのかなどについて具体的に知ることができます。また、これらをヒントに、ストリーミングをどう使えばよいかを考えることができるでしょう。 最後に、ストリーミングの未来について考えていきます。今後、ストリーミングはどうなるのでしょうか。ストリーミングという技術とその利用がどうなっていくべきかを考える上で、有益なヒントを得ることができるでしょう。