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聾の経験~18世紀における手話の「発見」~ 

ハーラン・レイン  編
石村 多門  翻訳
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価格 \3,410(税込)         
発行年月 2000年10月
出版社/提供元
東京電機大学出版局
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 439p
大きさ 20
ジャンル 和書/社会科学/教育学/特別支援教育
ISBN 9784501618209
商品コード 0100103781
NDC分類 378.2
基本件名 ろうあ教育-歴史
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0100103781

内容

 啓蒙思想の花開いた18世紀後半は、聾教育と手話にもまた明るい日の射し始めた時代であった。本書に収められた7編のテキストは、その1764年から1840年の間にフランスで書かれたものである。百年を経ずして再び口話主義の暗黒に戻る運命の下、それらは先駆的であり、論争的であり、また思索的であり、愛情溢れるものであった。
 聾者たる自分の思想生活を仮想の手紙形式で書いた、フォントネイの自伝(第1章)。パリの町で貧しくも自活していた聾者デロージュが、口話主義を論駁し、聾社会で用いられていた自然手話を擁護した小冊子(第2章)。聾教育史上、最も有名なド・レペ神父の著作から、教育者としての立場を述べた部分と、「方法的手話」で複雑な文法を説明する佳境を抜粋した第3章。その「方法的手話」を批判したシカールの教程本(第5章)は、多くの瑕疵を抱えながらも、実践的で生き生きとした教育の現場を目の前によみがえらせる。

目次