内容
今こそ、食品の安全と安心が叫ばれる時代はない。大型の食中毒事故、狂牛病(牛海綿状脳症)、遺伝子組み替え食品の安全性等の諸問題が、世界各国の行政・研究機関、食品会社で取り上げられ、色々な対策が立てられている。また食品の表示、偽装についても、消費者から厳しい目でチェックされる。世界各国の食品の安全に係わる行政機関や食品会社では、安全戦略を立てて、危機管理システムの構築が進めている。食品の安全戦略における国内外の新しい取り組みを概説的に紹介しながら、HACCP導入と危機管理を中心に、具体的な技術や手法を紹介する待望の一書。
●著者略歴
横山理雄
神奈川大学講師、石川県農業短期大学名誉教授、農学博士
1957年 京都大学
1960~93年 呉羽化学工業(株)、同社食品研究所所長を努める
1993年 石川県農業短期大学食品科学科教授
1998年 定年退官、同大学名誉教授
●著書
包装食品の事故対策 -微生物・異物混入と包装技術-
食品科学の基礎
新版・食品包装講座(改訂版)
栗田守敏
HACCEP実験研究会主幹研究員
1957年 関東学院大学
1957~97年 日立プラント建設(株)、取締役プラントシステム事業部長を務める
1997年 明治エンジニアリング(株)常務取締役
2000年 退任、横浜ビール(株)代表取締役