原理主義と民主主義
根岸毅 著
内容
目次
はじめに 原理主義と民主主義 Ⅰ 9・11事件が政治学に提起した問 一 事件の経緯 二 事件が政治学に提起した問 Ⅱ 概念の説明 一 選択 二 生活(生きること) 三 強制 四 自由 五 政治 Ⅲ 原理主義の思考方法 Ⅳ 再行主義の思考方法 一 進歩とその普遍的価値 二 進歩の条件 三 民主主義の政治制度 四 民主主義と強制 五 政治的意思決定の単位の決め方 Ⅴ 原理主義と再行主義の理論的優劣関係とその政治的意味 Ⅵ テロリズムとは何か 一 「テロ」のラベル貼り 二 ラベルの貼り方とその適否 三 ラベル貼りの理論的根拠 四 ラベル貼りの理論的根拠間の優劣 五 暴力行使がもつ理論的意義の確認の必要性 Ⅶ 問題の論理を超える側面 一 思考の不健全さ 二 他の目的の重み 三 多数派に求められる配慮 Ⅷ 9・11事件の捉え方 一 暴力的攻撃を加えた側 二 アメリカ側 Ⅸ イスラエル・パレスチナ紛争を解く鍵 一 パレスチナ側 二 イスラエル側 三 紛争解決のための理論的な解 四 再行主義と手詰まり状態の回避の可能性 Ⅹ 政治学者の責任 民主主義の価値の論証—「進歩」と「やり直しの機会」 一 はじめに 二 「民主主義」と「やり直しの機会」と「進歩」の関係 三 「進歩」と「やり直しの機会」 四 まとめ おわりに 索引