情報デザイン原論~「ものごと」を形にするテンプレート~(情報デザインシリーズ)
篠原 稔和 著
内容
目次
目次 翻訳版に寄せて 「ことば」の新たな“場”に向けて 須永剛司 ⅲ 『情報デザイン原論』出版に寄せて リチャード・ソール・ワーマン ⅴ 編者まえがき ロバート・ヤコブソン ⅸ 第1章 序論——情報デザインはなぜ重要か ロバート・ヤコブソン 1 第I部 情報デザインの理論的裏づけ 9 第2章 新しい職種——情報デザイン ロバート・ホーン 11 情報デザインの定義と目的 11 情報デザインの必要性 12 職業分野としての情報デザイン 12 情報デザインの歴史 13 構造化ライティング 18 待たれる統合的研究 18 緊張関係 19 価値観の相違 19 プロとアマ 20 情報デザインと視覚言語 21 変わってきた視覚的要素と言葉の割合 22 結論 22 第3章 混沌,秩序,センスメーキング——情報デザイン論の試み ブレンダ・ダービン 29 新しくて古い情報デザイン 29 歴史に見る情報の概念 30 第8の説とその意味 32 情報デザイン理論の原則 34 センスメーキングの理論,方法論,実践 35 応用例 38 結論 43 第4章 人間中心のデザイン マイク・クーリー 47 類い稀なる千年紀 48 好機 49 工業化社会の未来 50 人間中心のシステム(HCS) ——概観 51 機械ではなく道具 52 初期結果 55 過度の構造化 56 訓練ではなく教育 57 企業よ,かくあれ! 60 想像力 62 第5章 情報デザイン——新たな専門分野の誕生(古い概念のめかし直しにすぎないのか) ロメディ・パッシーニ 65 情報のデザイン 66 情報デザインの特徴 66 情報デザインの知識基盤 67 研究と情報デザイン 67 情報デザインの落し穴 68 情報デザインと経路探索 69 必要な情報 70 情報が必要な場所 71 形と提示の仕方 71 情報から情報システムへ 72 情報デザインと職業領域 74 第II部 情報デザインの実践編 79 第6章 一人ひとり違う知覚 ロジャー・ホワイトハウス 81 知覚の指紋 81 ザ・ライトハウスのプロジェクト 88 すべての人のために 99 第7章 博物館その他の公共的空間の情報デザイン C・G・スクリビン 103 情報デザインの編集者である大衆 106 事前調査 107 初期調査 107 博物館的施設におけるコミュニケーション 108 学習環境としての博物館など 110 利用者の注意 111 学習における注意の役割 112 情報野 113 知覚フィルター 114 展示の効率 116 意識的注意と無意識的注意 119 学習 121 思考様式 122 動機づけ 124 強化因子と罰因子 125 積極的強化因子は,内的因子と外的因子に分けることができる 126 注意形成における随伴事象の役割 128 教育にエンターテインメントの要素を混ぜる 129 目標 132 目標中心の戦略 134 失敗をどうするか 138 目標中心の展示例 139 最後に 144 第8章 思考・プランニング・問題解決のための視覚化 イボンヌ・M・ハンセン 153 情報の取得と表示 154 現象を形にしたパターン 157 情報のオーバーロード 158 探索的図解 162 簡潔な視覚言語の必要性 163 障害と抵抗 165 グラフィックツール(GT) 166 図形モデル 170 組織におけるGT の活用 172 要約と結論 173 第9章 立体的ビジュアルデザイン ホール・スウェイツ 177 情報デザイン 178 3D 映画とテレビの三次元映像 181 視覚生理学 182 画像の解像度 183 画像のサイズ 184 三次元サウンド 185 ホログラフィー 186 三次元CG:バーチャルリアリティ(VR),バーチャルワールド 188 情報デザインのモデリング 188 情報環境の影響 192 まとめ 193 第10章 協働的情報デザインの実践——シアトルの「モダン・オデュッセイア」プロジェクト ジュディ・アンダーソン 197 交通システムに関する思考と討論を大衆の間に起こすようにデザインされた 協働的作業「モダン・オデュッセイア——毎日が冒険の旅」 199 芸術的協働を促す 207 学んだこと 208 意味と可能性 209 第Ⅲ部 情報デザインの技術編 211 第11章 情報インタラクションデザイン ネイサン・シェドロフ 213 情報デザイン 216 インタラクションデザイン 225 感覚デザイン 231 結論? 233 第12章 相互作用性と意味 シィリル・メーシー,エリザベス・アンダーソン,ジョン・クライギア 237 なぜ意味の伝達はそんなに難しいのか 237 コミュニケーション環境をより豊かにする 239 相互作用性の可能性 240 ユーザー参加で意味をコントロールする 241 第13章 構造的あいまいさ——インタラクティブ芸術の出現 ジム・ガスペリーニ 245 文学および演劇における相互作用の試み 245 相互作用性の限界 246 コンピューター世界のパフォーマンス 247 構造のあいまいさ 247 閉鎖型の構造的あいまいさ 248 開放型の構造的あいまいさ 249 相互作用的著作か,ゲームか 253 新しいカテゴリーの名前募集 254 メディアの力 255 未来との相互作用 256 第14章 0と1の彫刻 スティーブ・ホルツマン 259 情報理論 260 ジュリア・セットのカメレオン 261 カメレオンのデジタルデザイン 262 ジュリアセットを作る 264 バーチャルな実体 266 第15章 サイバースペースの発展について思う サイモン・バーレル 267 違うアプローチ 268 それで何がわかるかって? 270 先駆的作品 271 前進 275 エピローグ 情報の提示 ジェフ・ラスキン 277 情報デザインなどというものはない 278 理論と実践 279 人間工学と認知学 280 芸術か,科学か 281 まとめ 282 索引 監訳者あとがき 生きるためのテンプレートを得るために 篠原稔和 監訳者/翻訳者紹介