ジークフリート伝説~ワーグナー『指環』の源流~(講談社学術文庫)
発行年月 |
2004年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
302p |
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大きさ |
15 |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/民話・伝説 |
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ISBN |
9784061596870 |
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商品コード |
0104111126 |
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NDC分類 |
388.34 |
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基本件名 |
伝説-ドイツ |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0104111126 |
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著者紹介
石川 栄作(著者):1951年高知県生まれ。福岡大学文学部独語学科卒業。九州大学大学院修士課程修了。文学博士。徳島大学総合学部教授。日本独文学会、日本ワーグナー協会会員。著書に『「ニーベルゲンの歌」 構成と内容』『「ニーベルンゲンの歌」を読む』(講談社学術文庫)がある。他にニーベルンゲン伝説に関する学術論文、翻訳多数。
内容
ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』は、多くの音楽ファンの心を烈しく揺さぶる一大傑作である。また『ニーベルンゲンの歌』は古代ゲルマンの英雄伝説を素に、13世紀初頭に成立した一大叙事詩である。両者に共通する「ニーベルング(ゲン)」は地下に住む妖精の名前である。そしてこの侏儒がとてつもない財宝を所有していた。この財宝をめぐってさまざまな闘争が繰り広げられ、壮大な物語へと発展していくのである。この物語の主人公ジークフリートのルーツはどこにあるのか。古代ゲルマンの「竜退治」「財宝獲得」の英雄伝説や北欧の伝承『歌謡エッダ』『サガ』などの系譜を辿り、また、主人公の人間像と楽劇の魅力を徹底的に読み解き、ドイツ文化の特質とその精神の核心に鋭く迫る。
〔文庫書き下ろし〕
第1章 ニーベルンゲン伝説の生成
第2章 北欧への伝承
第3章 ドイツ中世英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』
第4章 新しいタイプの伝承
第5章 ドイツ・ロマン派による伝承
第6章 19世紀における戯曲作品
第7章 ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』4部作
第8章 20世紀のジークフリート伝説
結び ジークフリート伝説の系譜