自由民権(岩波新書 黄版 152)
色川 大吉 著
内容
目次
はしがき 序章 北の曠野から 第一章 文化革命としての民権運動 1 士族民権家の役割 2 全国の裾野から──民権の潮 3 民権結社とはなにか 4 未完の文化革命 第二章 国民的政党の成立 1 青春捧げた遊説活動──都市民権派の潮流 2 統一は成らず──自由党、改進党 第三章 二つの防衛構想 1 常備軍ハ廃スベキ乎 2 集団安全保障の道 第四章 自主憲法と押しつけ憲法 1 起草者たちの肖像 2 禁圧された自主憲法審議 3 欽定憲法から日本国憲法へ 第五章 抵抗権の行使 1 いわゆる激化の事件 2 加波山の挙兵と自由党の解党 3 秩父農民の武装蜂起 第六章 亡命民権家の戦い 1 カリフォルニア〝革命通信〟 2 国会開設前後 終章 「民権百年」その光輝と敗北の教訓 参考文献一覧