内容
本書は環境汚染対策としての環境解析・監視のための測定学の書である。はじめに、測定の目的と測定対象としての環境、環境中の汚染物質の挙動を解説し、環境計測の基礎的事項とともに、環境測定パターンと測定手法など共通な要素に触れている。次に、ガス・粒子状物質・水質汚濁物質の検出原理と測定機器を解説するとともに、測定の不確かさと精度管理方法が述べられ、さらに、環境測定で重要なサンプリングの考え方と採取器材と方法と頻用される簡易法、種々のスケールの環境モニタリングについて説くとともに、環境調査と環境計測のデザインを行うための指針を示す。後半は環境測定の実際として(1)空気及び水質、(2)室内環境、(3)作業環境、(4)廃棄物・土壌・汚泥について具体例について詳述する。このほか、環境測定の小史も含む環境測定方法の確立と機器の開発に加えて、実験室環境の管理、環境測定への統計学の適用および測定器材にも触れられている。