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生殖医療の何が問題か 

伊藤 晴夫  著

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価格 \1,870(税込)         
発行年月 2006年11月
出版社/提供元
緑風出版
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 208p
大きさ 19
ジャンル 和書
ISBN 9784846106201
商品コード 0106102444
NDC分類 495.48
基本件名 生殖医療
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0106102444

著者紹介

伊藤 晴夫(著者):1938年 群馬県高崎市生まれ。1969年 千葉大学大学院医学研究科修了。1975年より2年間、シカゴ大学Nephrology (F.L.Coe教授)に留学。千葉大学助教授(泌尿器科学)、帝京大学市原病院教授(泌尿器科学)、千葉大学医学部教授(泌尿器科学)を経て2001年から2003年まで、千葉大学医学部付属病院病院長。また、日本不妊学会理事長、日本アンドロロジー学会理事長、日本受精着床学会副理事長、日本泌尿器科学会理事、日本医学会評議員、日本腎臓学会評議員、日本癌治療学会評議員などを歴任。現在、城西国際大学客員教授、NP0法人「千葉健康づくり研究ネットワーク」理事長。著書『前立腺癌のすべて』メジカルビュー社、『「人間圏」の未来』(松井孝典との共著)梨の木舎、ほか多数。

内容

生命科学・生殖医療の進展はめざましい。生殖医療は、確かに不妊で悩むカップル、「子どもがもてない」とあきらめていた人たちへの福音である。
しかし問題は、そこから始まる。現在、不妊症や少子化を背景に代理出産が注目されているが、それは男女の産み分けや障害児の排除へつながる可能性がある。そして、無制限な生殖医療の応用がはじまり、その果てにデザイナー・ベビーが誕生しないとも限らない。
いったい、「いのち」の操作は、どこまで許されるべきなのか。遺伝子操作を経た新しい人類誕生の扉はすでに叩かれている。われわれは明瞭な意志をもって「選択」すべき岐路に立たされている。 いのちとは何か、人間とは何か……。いま、われわれに必要なのは、豊かな想像力である。
本書は、日本不妊学会の理事長を務めた第一人者が、生殖医療の現状と問題点を分かりやすく解説し、どこまで許されるのかを問う。

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