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石の宗教(講談社学術文庫) 

五来 重  著

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価格 \1,100(税込)         
発行年月 2007年03月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 292p
大きさ 15
ジャンル 和書/社会科学/民族学・民俗学・人類学/民族学・民俗学・人類学
ISBN 9784061598096
商品コード 0107013324
NDC分類 387
基本件名 石神
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0107013324

内容

日本人は古来、石には神霊が籠ると信じてきた。庶民は自然石を拝み、石を積み、あるいは素朴に造型して、独自の多様な石造宗教文化を育んだ。仏教以前の祈りの時代から連綿と受け継がれてきた先祖たちの等身大の飾らない信心の遺産。路傍の石が体現する宗教感情と信仰を解き明かし、埋もれていた庶民信仰の深い歴史を掘り起こす。


積石、列石、地蔵石仏、石塔、石碑、磨崖仏、道祖神……
庶民の祈り、心の遺産を読む

日本人は古来、石には神霊が籠ると信じてきた。庶民は自然石を拝み、石を積み、あるいは素朴に造型して、独自の多様な石造宗教文化を育んだ。仏教以前の祈りの時代から連綿と受け継がれてきた先祖たちの等身大の飾らない信心の遺産。路傍の石が体現する宗教感情と信仰を解き明かし、埋もれていた庶民信仰の深い歴史を掘り起こす。

名もない庶民は、記録文献にのるような歴史はのこさない。のこすとすれば石で造った石塔や石碑であり、また木で作った社祠、寺庵であり、そこにまつられた神や仏である。ことに石塔、石仏、石碑は雨の日も晴の日も路傍に立って、通る村人にほほえみかけ、見る人の心を和ませる。それは子孫に何ものこせなかった先祖たちの、心の遺産であろうとおもう。――<本書より>

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