内容
科学技術のめざましい進歩により、機械工学においてもその進展がますます加速している。また、各分野の細分化も進み、最先端の現状を捉えるのは容易なことではない。そこで本シリーズでは、手頃な分量で機械工学の最先端の内容を専門的なレベルで紹介し、新しい研究分野に取り組もうとしている意欲的な学生や、専門的なレベルで新しい分野の概要を知りたい技術者にとって適切な書籍を提供していく。
シリーズ1巻目となる本書では、運動・振動の制御に関する最先端の内容を、現在も一線で活躍する著者が解説する。第1編では、制振制御技術の建築構造物への応用に関して解説する。第2編ではさまざまなシステムへ制御技術を応用していくために欠かせない先端的制御理論に関して解説する。第3編ではロボット、ヘリコプタ、ホバークラフトなど、さらに複雑化するシステムに知的かつ自律的に適応するための制御技術に関して解説する。