テレビジョン解体(新記号論叢書〈セミオトポス〉)
内容
目次
<b>Ⅰ テレビジョン再考</b> テレビ記号論とは何か 石田英敬 ジャンルの約束 フランソワ・ジョスト 「ジャンルの約束」解題 ジャンルの掟——「契約」の限界から「接触」の可能性へ 西兼志 日本におけるテレビ分析の試みと課題 小林直毅 運動、情動、身体——メディア研究の方法論的転換に向けた一試論 伊藤守 <b>Ⅱ 技術の融合とテレビの解体</b> テレビと技術——テレビジョン分析の現在 水島久光 放送と通信技術——融合の最前線 川森雅仁、林正樹、佐野徹 司会・境真理子 放送番組研究とアーカイブの課題について——フランスINAとINAthequeに学ぶ ロドリグ・マイヤール+原由美子 <b>Ⅲ 記録と記憶——テレビと人間</b> 記録と記憶——“ヒロシマ”を巡る諸問題 水島久光 記録と記憶——ドキュメンタリーとテレビ的情報空間 桜井均 ドキュメンタリーとテレビの未来 金平茂樹、港千尋 聞き手・水島久光 ヒロシマ——ネオTV時代のドキュメンタリー 西兼志 <b>Ⅳ 記号論の諸相</b> スペクタクル社会における視的欲動について——ラカン理論からの検討 上尾真道 TV記号とバーチャルリアリティ 江川晃 研究ノート 批評を構築するレトリック——仏メディアにおける日本人デザイナーの記事分析を事例に 高馬京子 日本記号学会第二六回大会について あとがき 水島久光 執筆者紹介 日本記号学会設立趣意書