地質学<3> 地球史の探求
平 朝彦 著
内容
目次
『地質学』について はじめに 1 地球環境変動を探る 1.1 「ちきゅう」の船上にて 1.2 地球環境と炭素循環 1.3 光合成生物について 1.4 掘削孔とコアの地質学 1.5 地質年代の測定 1.6 環境変動の指標 第1章のまとめ 問題 文献 2 氷期ー間氷期の気候変動 2.1 氷河時代の痕跡 2.2 氷期ー間氷期サイクルの重要課題 2.3 最終氷期の世界 2.4 氷期ー間氷期サイクルの原因 2.5 炭素循環と大気CO₂濃度変動 2.6 氷期における急激な気候変動 2.7 未来の地球環境 第2章のまとめ 問題 文献 3 人類の旅 3.1 ケニアと新潟にて 3.2 人類とは 3.3 アフリカ大地溝帯 3.4 大型哺乳類の発展 3.5 人類の進化 3.6 ホモ・サピエンス文化の黎明 3.7 ホモ・サピエンスの拡大と発展 3.8 文字の発達と文明 第3章のまとめ 問題 文献 4 白亜紀と新生代――温室時代から氷室時代への変動 4.1 白亜の崖 4.2 白亜紀の世界 4.3 新生代の環境変動 4.4 炭素循環の変遷史 4.5 K/T境界の環境変動 第4章のまとめ 問題 文献 5 地球史の概観 5.1 西オーストラリアにて 5.2 地質帯の分類 5.3 地球史の編年 5.4 第Ⅰ期(38億~30億年前) ――島弧の形成と集合,そして細胞機能の発展の時代 5.5 第Ⅱ期(30億~19億年前) ――大陸の急成長と最初の生物爆発,そして最初の大氷河時代 5.6 第Ⅲ期(19億~11億年前) ――長期温暖地球環境から超大陸の形成,そして真核生物の大爆発 5.7 第Ⅳ期(11億年前~現在) ――大陸の分裂・集合サイクル(ウイルソンサイクル)と環境の大変動,そして生物多様性の時代 第5章のまとめ 問題 文献 6 地質学的な思考――地球史の中の人間 6.1 浦安の17年 6.2 エネルギー問題の地球的視点 6.3 生物進化と人間の変化 6.4 地球史研究の意義 第6章のまとめ 問題 文献 索 引