女性の目からみたアメリカ史(世界歴史叢書)
エレン・キャロル・デュボイス, リン・デュメニル, 石井 紀子, 小川 真和子, 北 美幸, 倉林 直子, 栗原 涼子, 小檜山 ルイ, 篠田 靖子, 芝原 妙子, 高橋 裕子, 寺田 由美, 安武 留美 著
著者紹介
内容
目次
日本語版によせて([訳]石井紀子/安武留美) 序([訳]安武留美) 1.女性史の歴史??領域論から多文化主義へ 2.「女性の目を通して」見るという歴史へのアプローチ 第1章 「新世界」の女性たち( ?1750)([訳]安武留美) 1.先住民女性 2.南部植民地 3.ニューイングランド植民地 4.中部植民地 5.結論??アメリカ人女性の多様性 第2章 革命の母と娘(1750?1800)([訳]寺田由美) 1.革命の背景??一七五四?一七七五年 2.女性と戦争の様相??一七七五?一七八三年 3.革命の遺産 4.女性と宗教??大覚醒 5.結論??政治的行動の周辺部へ 第3章 女性の地位、織物工場、奴隷市場(1800?1860)([訳]篠田靖子) 1.真の女性らしさのイデオロギー 2.女性と賃金労働 3.女性と奴隷制 4.結論??真の女性らしさと女性の現実の生活 第4章 変容する境界線 拡大、改革、そして南北戦争(1840?1865)([訳]栗原涼子) 1.拡大していく国家??一八四三?一八六一年 2.南北戦争前の改革 3.南北戦争??一八六一?一八六五年 4.結論??境界線の再形成、女性らしさの再定義 第5章 北部・南部、女性の生活の再建 (1865?1900)([訳]石井紀子) 1.ジェンダーと南北戦争後の合衆国憲法の修正 2.南部再建と復権のなかに生きる女性たち 3.女性の賃金労働と産業資本主義の大勝利 4.有閑階級の女性たち 5.結論??新たな女性らしさへ向けて 第6章 拡大する国の女性たち 西部併合、大量移民と1890年代の危機([訳]北美幸) 1.西部併合 2.一九世紀後半の移民 3.世紀末??挑戦と衝突、そして帝国への思惑 4.結論??新世紀前夜の国民性と女性らしさ 第7章 権力と政治 革新主義時代の女性(1900?1920)([訳]小檜山ルイ) 1.女性の労働 2.女性の支配領域 3.女性の投票権 4.フェミニズムの到来 5.大戦??一九一四?一九一九年 6.結論??新しい状況と新しい挑戦 第8章 変容と連続 繁栄、恐慌、戦争と女性(1920?1945)([訳]高橋裕子/倉林直子) 1.繁栄の一〇年??一九二〇年代 2.大恐慌の一〇年??一九三〇年代 3.勝利に向けての労働??女性と戦争、一九四一?一九四五年 4.結論??理想と現実のなかの新しい女性 第9章 女性らしさの神話を越えて 1945?1965年の女性の生活([訳]芝原妙子) 1.家庭文化とジェンダー役割 2.保守的な時代の女性の社会活動 3.公民権のための大衆運動 4.女性と政策 5.結論??女性らしさの神話の限界 第10章 モダン・フェミニズムとアメリカ社会(1965年?現在)([訳]小川真和子) 1.ウーマンリブの時代 2.伝統的な女性らしさを守るために 3.女性、仕事、そして家庭 4.結論??女性が直面する新たな世紀 訳者あとがき(石井紀子/安武留美) 原注 推奨参考文献と特選ウェブサイト 人名索引 事項索引 著訳者紹介