近藤 幹生（著者）：近藤幹生(こんどう・みきお)
1953年東京生まれ．信州大学教育学部卒業，聖徳大学大学院博士課程修了．博士(児童学)．現在，白梅学園短期大学保育科准教授(「保育内容総論」「言葉」「保育者論」等を担当)．1978-2004年，長野県・山梨県・千葉県で私立保育園保育士・園長をつとめる．2004-07年，長野県短期大学幼児教育学科専任講師・同短大付属幼稚園園長兼務．日本保育学会会員．著書に『人がすき村がすき保育がすき』(ひとなる書房)，『保育園と幼稚園がいっしょになるとき――幼保一元化と総合施設構想を考える』(岩波ブックレット)，『保育園民営化を考える』(共著，岩波ブックレット)など．

深刻化する「待機児童問題」解消を旗印に、厚生労働省が提起した「新たな保育の仕組み」。そこで打ち出された「制度改革」の内実を検証し、その背後に隠れる、公的保育への市場原理の導入がはらむ問題点を指摘する。