KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



丸善のおすすめ度

自由であることの苦しみ~ヘーゲル『法哲学』の再生~(ポイエーシス叢書) 

アクセル・ホネット  著

島崎 隆, 大河内 泰樹  翻訳
在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 1週間 
価格 \2,420(税込)         
発行年月 2009年11月
出版社/提供元
未来社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 183p
大きさ 20
ジャンル 和書/人文科学/哲学/概論・参考図書
ISBN 9784624932596
商品コード 0109117264
NDC分類 321.1
基本件名 法の哲学
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2010年01月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0109117264

内容

他者を認めることなく、己れの欲望のおもむくままに権利をもてあそぶ者たちを襲う、自由であることの苦しみ。コミュニケーションなき社会に蔓延する不透明な病理は克服されうるのか。『法哲学』に織りこまれた治癒と解放の論理を病める現代に再生する試み。フランクフルト学派新世代を代表する俊英がヘーゲル、そしてハーバーマスと対峙し、批判理論の新たな地平を切りひらく。
目次
日本語版への序文

I 正義論としてのヘーゲル『法哲学』
   第1章 個人的自由の理念――自律の間主観的条件
   第2章 『法哲学』における「法・権利」――自己実現の必然的領域
II 正義論と時代診断の関連
   第3章 自由であることの苦しみ――個人的自由の病理学
   第4章 苦しみからの「解放」――「人倫」の治療的意義
III 近代の規範理論としての人倫の学説
   第5章 自己実現と承認――「人倫」のための条件
   第6章 「人倫」の過度な制度化――ヘーゲル的アプローチの問題

訳者解説1 コミュニケーション的自由の政治思想――ホネットによるヘーゲル『法哲学』読解(大河内泰樹)
訳者解説2 ヘーゲル『法哲学要綱』とホネットの解釈(島崎隆)
       訳者あとがき
       著者について

目次