バルバラ・ボンハーゲ, ペーター・ガウチ, ヤン・ホーデル, グレーゴル・シュプーラー, スイス文学研究会 　著

内容

目次

はじめに 第1章　第二次世界大戦時のスイスの人々 　はじめに 　レポート課題 　順応と抵抗 　日常生活 　政治と経済 　警察 　外交 　文化 　難民支援 　金融 　「アーリア化」 　限界までのアンガージュマン 　難民たち 第2章　世界大戦の時代におけるスイス 　はじめに 　レポート課題 　第一次世界大戦 　革命と全国規模のストライキ 　国際連盟 　経済恐慌 　民主主義とファシズム 　戦争への備え 　戦争開始 　包囲されたスイス 　戦争終結 第3章　議論の余地ある歴史 　はじめに 　レポート課題 　被告席のスイス 　前史としての1980年代 　1990年代における対応策 　所有者消息不明資産はどのくらいあったのか 　歴史学の役割 　所有者消息不明資産と歴史学者 第4章　スイスとドイツ1933〜1945年 　はじめに 　レポート課題 　枢軸国に奉仕する産業と交通 　軍需産業と武器輸出 　アルプス経由の物資と人員の輸送 　ドイツ国内のスイス企業 　スイス金融街 　スイスの銀行の守秘義務 　金の取り引きとナチスの金塊 　財産の強制引き渡し 　スイスと難民 　1938年の〈J〉スタンプ導入 　1942年8月の国境閉鎖 　難民入国拒否の理由 第5章　過去の不法な行為の認定と賠償 　はじめに 　レポート課題 　過去の不法な行為の認定と賠償 　スイスとナチズム——難民ヨゼフ・シュプリングに対する入国拒否 　スイスとナチズム——フェーリクス・Lの資産の行方 　スイスとナチズム——ユリウス・エルカンの生命保険 　スウェーデン——第二次世界大戦時の行動と歴史の再検討 　スイス——「路上の子どもたち支援」の被害者、イェーニシェの人たち 　オーストラリア——アボリジニ、権利を求めて長びく闘い 　南アフリカ共和国——真実和解委員会による和解の試み 　ユーゴスラヴィア——国際刑事裁判所による正義の追求 　訳注 　資料出典 　写真出典 　本書の歴史的背景とその意義 　訳者解説 　人名・団体名索引