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「国民国家」日本と移民の軌跡~沖縄・フィリピン移民教育史~
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\7,150(税込)
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発行年月 |
2010年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
360p |
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大きさ |
22 |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学 |
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ISBN |
9784762019852 |
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商品コード |
0110023041 |
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NDC分類 |
334.51 |
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基本件名 |
移民・植民-歴史 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2010年04月3週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0110023041 |
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著者紹介
小林 茂子(著者):(こばやし しげこ)中央大学文学部非常勤講師。
内容
沖縄県は、ハワイをはじめ北米、フィリピン、中・南米への海外移民のさきがけとなり、
現在まで約30万人を越える県系人の海外移住者を送り出してきた。
移民先のフィリピンでは沖縄移民に対し、
「他県人に比し、文化の程度劣等なり」「婦人の教養最も劣等なり」など、差別的な見方があった。
その背景には、沖縄が日本という国民国家の中に置かれていた独自の位置づけがあり、
そこで果たした教育の役割も無視できない。
本書は、地道な調査活動と文献発掘を積み上げて、戦争などにより日本という国家と渡航先のフィリピン
あるいはその宗主国アメリカとの国家間の狭間に揺れる移民たちの「生き生きとした」、
また「苦渋に満ちた」姿をリアルに描き出し、移民の生活と自己意識の軌跡に、
特に教育という側面から接近しようとした意欲作である。