資本と貧困(高知大学経済学会研究叢書)
頭川 博 著
内容
目次
第1篇 商品と貨幣 第1章 資本と単純流通 第1節 価値による剰余価値の創造 第2節 資本主義の基礎としての単純流通 第3節 単純流通における資本家と労働者 むすび 第2章 商品からの貨幣の生成 第1節 商品の二要因 第2節 労働の二重性 第3節 価値形態の生成 第4節 商品の呪物的性格とその秘密 第5節 全面的な商品交換に内在する矛盾 第6節 物質的財貨と価値形成 第2篇 貨幣の資本への転化 第3章 貨幣の資本への転化 第1節 資本の一般的定式 第2節 一般的定式にひそむ矛盾 第3節 単純流通における資本の生成 むすび 第3篇 資本による剰余価値の生産 第4章 富と貧困の成立 第1節 剰余価値の生成 第2節 富と貧困 第3節 不変資本と可変資本 第4節 労働力商品と標準労働日 第5章 資本主義と高度な生産力 第1節 高度な生産力の根拠 第2節 社会的分業と工場内分業の区別 第3節 資本と機械――道具と機械の社会的区別 第4節 労働強化と相対的剰余価値 第5節 資本主義と生産的労働 むすび 第6章 労働力の価値の労賃への転化 第1節 物質的財貨の商品化と労働の商品化 第2節 第17章での本源的根拠と補強要因 むすび 第4篇 剰余価値の資本への再転化 第7章 富の蓄積と貧困の蓄積 第1節 資本蓄積による富の蓄積の推進 第2節 生産力発展と就業者の貧困の蓄積 第3節 相対的過剰人口と貧困の蓄積 第4節 相対的過剰人口の生活苦と労働苦 第8章 資本の前史としての本源的蓄積 第1節 第24章「いわゆる本源的蓄積」の位置 第2節 本源的蓄積の展開 第9章 資本主義的所有と個人的所有の再建 第1節 資本家と個人的所有 第2節 他人労働の搾取にもとづく生産物の所有 第3節 資本主義的所有と否定の否定 むすび