パリの肖像 19-20世紀
ベルナール・マルシャン 著
内容
目次
日本語版への序文 i 緒 言 v 凡 例 vii 第1章 あまりにも急激なパリの成長(1815-1850) パリの人口の爆発 人口動態の変遷 なぜこれほど大規模な移住が生じたのか 栄光と悲惨:首都は病に陥る 19世紀初頭のパリ:適応不能の都市 19世紀中葉のパリの悲惨 都市の危機の発見 パリの「移動」 都市の新しい形態 七月王政のプロジェクト パリのイメージの悪化 第2章 都市の近代化(1850-1890) 近代化:オスマン男爵の事業 成功の時期(1853-1860) 困難な時代(1860-1870) オスマンの事業の総括 自由都市パリ:パリ・コミューンの意味 愛国的なパリ 革命的なパリ コミューンの本質 未解決の諸問題 パリはモデル都市か 危機の時代のパリ(1872-1895) 今ひとつの首都:ロンドン 第3章 光の都市(1890-1930) 新しい世紀 進歩の果実 アカデミズムのもとでの新しい選好 新しい都市 新しい交通形態 パリ市の新しい歳入 郊外の荒廃:景観の破壊(1890-1930) パリの大規模工業 郊外の跳躍 パリ、世界の女王(1889-1930) ベル・エポック(良き時代)という神話 今ひとつの都市:ウィーン、カカニアの首都 モンパルナスと「狂乱の歳月」 住宅危機と都市計画の始まり 第4章 優柔不断と漠とした意思(1929-1952) 全く新しい情勢 戦争の後遺症と大恐慌 預金危機と住宅難 パリの都市計画の萌芽 プロ・プラン(1934) ドイツ占領期のパリ パリは焼失しなかった。しかし…… 1948年法 レオ・マレのパリ 第5章 新たなオスマン主義か(1953-1974) ようやくにしての住宅政策 グラン・ザンサンブル(大規模集合住宅団地) パリ郊外における市街化優先区域 パリの近代化 新しい主体と新たな課題 古きパリの「修復」(8) パリ周縁部の再開発 ドゥルヴリエとパリ地域圏連合区(ディストリクト・ド・パリ) 野心的な予測 都市空間の新たな組織化 新都市 受け入れられた成長 第6章 世紀末のパリ(1974-2000) 1970年代の転換期 断絶(1974) 失われた均衡を求めて パリの「生活を変える」 パリの主要な諸問題 大統領の大規模な工事現場 2000年前夜のパリ 今日の諸問題 パリとパリ地域圏 フランスおよび世界におけるパリの位置 結 論 フランス近現代都市史・都市計画史年表 訳者あとがき 文献解題 文献リスト 人名、地名・場所等、事項索引