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戦争と資本主義(講談社学術文庫) 

ヴェルナー・ゾンバルト  著

金森 誠也  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,353(税込)         
発行年月 2010年06月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 329p
大きさ 15
ジャンル 和書/社会科学/経済学/各国の経済事情・経済史
ISBN 9784062919975
商品コード 0110046354
NDC分類 332.3
基本件名 資本主義-ヨーロッパ
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0110046354

内容

戦争なくして資本主義はなかった。軍需による財政拡大は資本形成を促し、常備軍の増強は農業、流通、貿易に影響を与え、武器の近代化は製鉄や機械製作、造船、繊維産業の成長をもたらす。そして軍隊の「指導と行動の分業化」が大量生産した画一的人間。豊富な資料と文献で論究する、近代軍隊の発生から18世紀末にかけて戦争が育んだ資本主義経済の実像。


軍隊に内在する拡大傾向が経済的作用を生む
戦争がなければ資本主義は存在しなかった

戦争なくして資本主義はなかった。軍需による財政拡大は資本形成を促し、常備軍の増強は農業、流通、貿易に影響を与え、武器の近代化は製鉄や機械製作、造船、繊維産業の成長をもたらす。そして軍隊の「指導と行動の分業化」が大量生産した画一的人間。豊富な資料と文献で論究する、近代軍隊の発生から18世紀末にかけて戦争が育んだ資本主義経済の実像。

戦争は資本主義の組織をたんに破壊し、資本主義の発展をたんに阻んだばかりではない。それと同様に戦争は資本主義の発展を促進した。いやそればかりか――戦争はその発展をはじめて可能にした。それというのも、すべての資本主義が結びついているもっとも重要な条件が、戦争によってはじめて充足されねばならなかったからである。――<本書「序文」より>

※本書の原本は、1996年に論創社より刊行されました。

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