好色一代男の研究
信多 純一 著
著者紹介
内容
目次
口 絵 はじめに 図版目次 第一章 文と絵 一 西鶴創作法をめぐって 1 『好色五人女ゑ入』巻四 2 『絵入 西鶴織留』巻四の一 3 『絵入 西鶴名残の友』巻二の三 二 西鶴自画をめぐって 三 『好色一代男』絵影響作 第二章 『好色一代男』の前半構想 一 『義経記』とのつながり 1 巻四の三「夢の太刀風」 2 巻一の一「けした所が恋のはじまり」 3 巻一の二「はづかしながら文言葉」 4 巻一の三「人には見せぬ所」 5 巻一の四「袖の時雨は懸るがさいはい」 6 巻二の七「うら屋も住所」 7 巻三の三「是非もらひ着物」 8 巻四の一「因果の関守」 9 巻四の二「形見の水櫛」 二 『義経記』ばなれ 1 巻三の四「一夜の枕物ぐるひ」 三 後日『義経記』 1 巻四の四「替つた物は男傾城」 2 巻四の五「昼のつり狐」 3 巻四の七「火神鳴の雲がくれ」 4 巻五の一「後は様つけて呼」 第三章 『好色一代男』の謎 一 前後二分説問題 二 錯記二題をめぐって 三 第一段階六話八巻説 第四章 『好色一代男』の後半構想 一 『曾我物語』とのつながり 1 巻五の三「欲の世中に是は又」 2 巻五の二「ねがひの餅」 3 巻五の四「命捨ての光物」 4 巻五の五「一日かして何程が物ぞ」 5 巻五の六「当流の男を見しらぬ」 6 巻五の七「今爰へ尻が出物」 7 巻六の一「喰さして袖の橘」 8 巻六の二「身は火にくばるとも」 9 巻六の三「心中箱」 10 巻六の四「寝覚の菜ごのみ」 11 巻六の五「詠は初姿」 12 巻六の六「匂ひはかづけ物」 13 巻七の一「其面影は雪むかし」 14 巻七の二「末社らく遊び」 15 巻七の三「人のしらぬわたくし銀」 16 巻七の五「諸分の日帳」 17 巻七の六「口添て酒軽籠」 18 巻七の七「新町の夕暮島原の曙」 19 巻八の一「らく寝の車」 20 巻八の二「情のかけろく」 21 巻八の三「一盃たらいで恋里」 22 巻八の四「都のすがた人形」 23 巻八の五「床の責道具」 二 再説錯記二題をめぐって 第五章 『好色一代男』の構造 一 『絵入 好色一代男』の絵にこめられたもの 二 降り人 世之介 結 章 本地物『好色一代男』 あとがき