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認知症と長寿社会~笑顔のままで~(講談社現代新書) 

信濃毎日新聞取材班  著

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価格 \836(税込)         
発行年月 2010年11月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 263p
大きさ 18
ジャンル 和書/社会科学/社会保障・社会福祉・社会政策 /社会保障・社会福祉・社会政策
ISBN 9784062880794
商品コード 0110103144
NDC分類 369.26
基本件名 高齢者福祉
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2010年12月4週
書評掲載誌 日本経済新聞 2011/01/09、朝日新聞 2011/01/30
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0110103144

著者紹介

信濃毎日新聞取材班(著者):(しなのまいにちしんぶん)
1873(明治6)年創刊で、長野県を中心に朝刊、夕刊を発行する。発行部数48万部余。桐生悠々、風見章など著名なジャーナリストを多数輩出している。好評の新聞連載を本にしたものとしては、『生と死の十字路』(紀伊國屋書店、1998年)、『介護のあした』紀伊國屋書店、1999年)、『子守歌をうたいたい』(河出書房新社、2004年)、『大切な人をどう看取るのか』(岩波書店、2010年)などがある。

内容

本書は、信濃毎日新聞連載のルポルタージュ「笑顔のままで 認知症―長寿社会」(2010年1月3日~6月29日)を書籍化したものです。長野県内を中心に、認知症の本人や介護する家族、介護施設の受け入れ、医療と研究の現場、高齢者を包み込む地域の取り組みなどの現状を77回にわたって報道し、連載中から大反響を呼びました。
新聞協会賞(編集部門)はじめ、JCJ(日本ジャーナリスト会議)賞、ファイザー医学記事賞大賞、日本認知症ケア学会・読売認知症ケア賞特別賞を受賞、「実名報道に徹した取材手法と平易な文章で紹介した連載は、認知症に対する価値観を転換させ、読者に共感と勇気を与えた」(新聞協会賞選評)と高く評価されました。


<著者からのメッセージ(本書「プロローグ」より)>
私たちも、この病気をどこまで理解しているのだろうか。認知症であっても、喜びも悲しみも、安心も不安も、つながりも孤独も感じているという。
直前の記憶が分からなくなっていく不安は、迷子のような心細さかもしれない。いら立ちは、不自由を強いられ、自尊心が傷つき、怒りのやり場がないためかもしれない。周囲との摩擦を避けようと、感情を心の底に沈めているのかもしれない。それなのに、私たちは冷たい視線を向けてはいないだろうか。
国の推計だと、患者数は200万人を超え、30年後には385万人に達すると予測されている。それは日本人の3人に1人が高齢者で、その9人に1人が認知症という時代だ。
患者や家族をどう支えていくか。いま真剣に考えなければ、この長寿大国で、命の尊厳を失わずに最期まで生きることはかなわなくなる。


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