水俣が映す世界
原田 正純 著
内容
目次
序章 水俣から見えた世界 第1部 水俣病差別の構造-水俣病症候群 第1章 水俣病事件における差別-水俣病の真の原因 第2章 水俣病刑事事件の意義-胎児の人としての復権 第3章 裁判における水俣病病像論-医学にとって認定とはなにか 第4章 ひとのいのちの値段-この痛苦に軽重があるか 第5章 水俣工場労働者の健康障害-地獄の工場うちそと 第2部 棄民の構造-人間疎外の状況 第6章 九州の公害・労災の背景-水俣、三池、土呂久、カネミ油症事件 第7章 弱者に集中する被害-毒ガス後遺症とじん肺患者 第8章 28年めの訪問-石黄工場廃液による砒素中毒事件のその後 第9章 傷だらけの海に生きる-金武湾の開発と環境汚染 第10章 精神医療を想う-環境社会学の視点から 第3部 環境汚染を追う-世界のあちこちで 第11章 公害の流れ-中毒の社会発生病理 第12章 社会病なるがゆえの難病-カナダ・インディアンの水銀汚染事件 第13章 カリブ海とマンタロウ川で-南米の環境汚染を追って 第14章 胎児からのメッセージ-臍帯保存のルーツを追って 第15章 住民大量死の現場-ノーヒロシマ、ノーボパール 第16章 韓国のイタイイタイ病-温山工業団地の環境問題