内容
本書は、心疾患の発病と予防と罹患患者の回復およびその後の快適な生活の追求と社会復帰のために、医学、理学療法学と体育学の協力によって書かれたものである。 心疾患の予防および回復のための心臓リハビリテーションは、危険の内在により我国では行われていなかったが、近年その重要性が認められてきている。心臓病のスポーツリハビリテーションの安全と有効な遂行のために、組織的にも方法的にもより現実的な型のリハビリテーションを開発・体系化することを考え、心疾患患者とともに5年間の歳月をかけて、集団スポーツを中心とした組織的な長期リハビリテーションの実施体験の成果をまとめた。