内容
現代芸術=モダン・アートへの歴史的アプローチがこの書の特質として重要である。ヨーロッパにおける芸術史の流れの必然的な帰結として、現代芸術の出現を位置づけ、過去のあらゆる芸術と本質的に異なるその特質の哲学的解釈に力を注いでいる。〔内容〕□歴史的序論(キリスト教的背景/デカルト的伝統/古典主義/美と崇高)□主観性の美学(面白さの探求/否定、抽象、および構成/キッチュ/感覚的なもののデーモン化/直接性の探求/イシスのヴェール/芸術と精神分析/新しいリアリズム/リアリズムとキッチュ/結論 現代芸術を超えて。〔収録図版54点〕