内容
確定診断に欠かせない,ほとんどの疾患の組織病理図が,カラー写真で収録されている.臓器別各論を主体として構成し,主要な病変,重要な疾患の病理組織像の典型的なものを,豊富に収録した.必要な部分には,組織化学および電子顕微鏡の所見を加え,また各臓器の章の初めには,それぞれの臓器の病理組織のとらえ方の要点について解説を添えてある.また学生の便のため,カラーシェーマを用いてわかり易く解説した組織病理学総論,顕微鏡操作の原理,組織標本作製技術などの病理組織学実習上の基本的事項を初章にとりまとめた.第4版では,巻頭に病理学の歴史を書き加えた.また,全体にわたって図のさしかえを行い,そのうち6割の章については,新たな執筆者によって原稿をすべて一新した.4色刷,図1524点