身分差別社会の真実~新書・江戸時代 2~(講談社現代新書)
|
在庫状況
有り
|
お届け予定日
3~4日
|
|
|
価格
\924(税込)
|
|
|
|
発行年月 |
1995年07月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
198p |
---|
大きさ |
18 |
---|
|
ジャンル |
和書/社会科学/社会学/社会組織・社会集団 |
---|
|
|
ISBN |
9784061492585 |
---|
|
商品コード |
0195083347 |
---|
NDC分類 |
361.86 |
---|
|
|
|
|
|
|
商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0195083347 |
---|
内容
身分とは何か? 誰が差別されたのか? 被差別民の起源は? 身分制社会の矛盾を追究し、江戸の社会構造を捉え直す。
二つの視点から――江戸時代の身分制度について第二にいなわければならないことは、そうした諸身分が存在するながで、「えた」「ひにん」などと呼ばれた人々が、公家や武士はもちろん、百姓や町人からも一線を画されていたことである。彼らは「人外」、すなわち同じ人間ではないかのようにみられ、人間づきあいから「排除」されていた。…… 私は、江戸時代の身分制度を、二つの視点からみる必要があるだろうと考えている。一つは、将軍を頂点とする武士および天皇・公家を支配身分ととらえ、その他の人々を被支配身分ととらえる視点である。この視点では、「えた」「ひにん」などの被差別民も、百姓や町人と同じ被支配身分にくくられる。…… もう一つは、右にみたように、公家・武士・百姓・町人などの身分(この点では、百姓・町人は公家・武士と同質社会を形成しているとみられていた)と、それとは明らかに別な存在とされた「えた」「ひにん」などの被差別身分とに分けてとらえる視点である。――本書より