トマス・アクィナス 新装版
稲垣良典 著
内容
目次
はしがき 第一章 トマスの生涯と著作 一 トマス哲学の課題 二 幼年および修業時代 三 第一回パリ大学時代 四 イタリア時代 五 第二回パリ大学時代 六 ナポリおよび最後の旅 第二章 信仰と理性 一 中世における信仰と理性 二 トマスにおける信仰と理性の区別 三 トマスにおける信仰と理性の総合 四 『神学大全』の構造における神学と哲学 五 神の認識における神学と哲学 六 創造論における神学と哲学 七 三位一体論における神学と哲学 第三章 存在と人間 一 トマス哲学における「存在」 二 「存在」への道 三 判断と存在 四 経験と存在 五 存在と分有 六 存在と類比 七 人間と存在──むすび 第四章 人間と認識 一 存在から人間へ 二 心身論 三 抽象の問題 四 真理の概念 五 確実性の問題 六 知と愛 第五章 道徳思想 一 神のかたどり(imago Dei)としての人間 二 実践理性の概念 三 目的の問題 四 自由と悪の問題 五 習慣と徳 六 法と正義 七 社会と人格 結び トマスと現代思想 邦訳および参考文献 索引