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新編日本古典文学全集<78> 英草紙

中村 幸彦, 高田 衛, 中村 博保  著

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価格 \5,122(税込)         
発行年月 1995年11月
出版社/提供元
小学館
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 646p
大きさ 24
ジャンル 和書
ISBN 9784096580783
商品コード 0195120854
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0195120854

内容

中村幸彦・高田 衛・中村博保/著 10月19日発売/4,800円(税込)菊判/648頁 古事記・日本書紀・万葉集の上代から、源氏物語など女流文学で有名な平安時代、方丈記や徒然草などの中世、さらには、芭蕉・西鶴・近松までの近世。千年以上もの時代を超えて生き続けてきた古典文学の代表的作品を八十八巻にまとめたのが、この全集です。完結は西暦2001年、まさに二十世紀最後最大の「日本古典文学全集」といえましょう。しかも、現代語の全訳が原文・注と同一ページにある三段組方式で二色刷り、図版入りですから、見やすさ、読みやすさは抜群。どなたにでも楽しんでいただけます。 ところで、古典というと、なぜか平安時代が中心になり、江戸時代は芭蕉・近松・西鶴どまりでした。しかし、江戸期にも、さまざまなジャンルの作品があります。 本書は、各誌が中国の白話小説を翻案した作品が主ですから、いわば硬派の部類に属します。しかし、たとえば雨月物語、「白峯」の崇徳新院の凄じい怨念、「菊花の約」の男と男の命がけの誓約、「浅茅が宿」の女の貞節、「吉備津の釜」の身も凍る恐怖、「蛇性の婬」の愛欲の執念、春雨物語の“青の洞門”に材をとった「捨石丸」、水滸伝を下敷きにして実に巧みに野性の男の人間的成長を描ききった「■■」など、読み始めたらやめられない作品ばかりです。 ぜひ一度気軽に手に取ってみていただきたいものです。