内容
がん診断ののち,主として入院治療を受けた患者やその家族が選択する「退院後の療養」について,在宅療養に関心をもつ医療関係者の立場からの支援をまとめたもの。退院して,今は安定しているが今後が不安な患者,がんが再発したり進行してきた患者,在宅療養や施設ホスピスを考慮している患者や家族を支援することを目的としている。内容は,1テーマごとのQ&A形式で,臨床の現場で遭遇しやすいが,その反面,対応に苦慮する問題をわかりやすく実践的に解説している。巻末にはがんに関しての福祉,民間のサービス等を資料としてまとめている。