北一輝論(講談社学術文庫)
松本 健一 著
内容
目次
1 唯一者とその浪漫的革命 2 国体論伝説への照明――佐渡時代の思想と行動 浪漫的革命家の心情 暗殺からの逃亡――支那革命没入の意味 近代日本の陥穽――幸徳秋水と北一輝における中国認識 林儀作に関する覚書――幸徳秋水と北一輝のあいだ 南洋「佐渡村」の構想――鶴間春二と柏倉一徳 3 維新から「革命」へ――二・二六事件と維新思想 ナショナリズムの蘇生 不可視の恋 恋愛と革命について 〈大日本帝国〉の解体と北一輝