内容
ドイツ哲学の巨峰をなす著者は、 本書で過去を媒介し、 現代と連続させ文化の翻訳を可能にする世界経験の拡大という哲学的解釈学の立場を遺憾なく示す。
目次
第一部 哲学、解釈学
一 哲学の根源性について
二 精神科学における真理
三 真理とは何か
四 人間と言語
五 修辞学、解釈学、イデオロギー批判
六 哲学的倫理学の可能性について
第二部 解 釈
一 美学と解釈学
二 詩作と解釈
三 芸術と模倣
四 ヘルダーリンと未来的なもの
五 ゲーテと哲学
六 ライナー・マリア・リルケの現存在解釈
七 形象と動作
八 形象の沈黙について
第三部 観念と言語
一 プラトンの書かれざる弁証法
二 ニコラウス・クザーヌスと現代の哲学
三 ヘルダーと歴史的世界
四 ヘーゲルと歴史的精神
五 現象学運動
六 生活世界の学
解 説
訳者あとがき