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新編日本古典文学全集<35> 今昔物語集(1)

馬淵 和夫, 国東 文麿, 稲垣 泰一  著

 品切
   
価格 \5,122(税込)         
発行年月 1999年03月
出版社/提供元
小学館
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 613p
大きさ 23
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784096580356
商品コード 0199021659
NDC分類 918
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0199021659

内容

頭注・原文・現代語訳が同一ページ。二色刷。

平安期から鎌倉期にかけて、数多くの説話集が作られました。『今昔物語集』は、その中でも1000余りの説話を内包し、最大の規模を誇っています。内容的にも、天竺(インド)、震旦(中国)、本朝(日本)を舞台に、仏教説話・霊験説話・動物説話・歴史説話・世俗説話など、当時の世界のあらゆる方面に題材が及びます。登場者も、皇族・貴族をはじめ、僧侶・武士や、和歌・管弦・絵画・医術・占い・陰陽などの名人、芸能人、強盗、・殺人などの犯罪者、さらに霊鬼・妖怪まで跳梁暗躍し、その描かれている世界は、まさに、王朝時代の百鬼夜行絵巻のようです。 後世への影響については、特に、大正期の芥川龍之介の『今昔物語集』を題材とした諸作品が有名ですが、我が国古典文学の最高峰とされる『源氏物語』と対比しても、その文学的価値は、国際的にも近年高まってきています。 本全集は4分冊で、本朝仏法部及び世俗部(巻十一~巻三十一)を納めています。本書には、巻十一~巻十四、本朝仏法部を収録。日本仏教の創始を伝える聖徳太子、行基、役行者、神通力を失った、有名な久米の仙人の話もあります。